「はい。あたかも洛陽という街を焼いているかのようだと」
焼いている。その表現にことの重大さを痛感する、守備兵や住民が努力して消火に努めるのが普通なのに、その動きがみられないのだ。
「それはいつの話だ」
「四日前の夜に燃え盛っ 事後 避孕 藥 ているのを見たと」
「遅い! 何故直ぐに報告しなかったのだ!」
異常を感じたならば三日前の午後、遅くとも夜には知らせることが出来たはずだ。
「夜が明けても鎮火しないのを見て、これはおかしいと思い本営へ伝令を飛ばしましたが、その日の晩は出入りを差し止められましたので……」
「それでも昨日にはやってくることが出来たことになるが。ああっ、それはどういうことだ。ん?」
途中途中間を置いて、諸侯らの顔を確かめながら話を続ける。その中で一人様子がおかしい奴が居たが、今はまだ黙っていることにした。
「それが、報告は盟主様か副盟主様にと言われていましたが、どちらも昼過ぎまではお休みになられていると待たされまして……」
後半は声が小さく消え入りそうになる。余計なことを言えば自分の首が危ないし、言わなければ言わないで怠慢を指摘されやはり首が危ない。曹操も有耶無耶には出来ないので、先を想像しながらも進めた。
「では昨日の午後は何故報告しなかった」
「それがその、取次を願ったのですが、盟主様や副盟主様は、その……」
「構わぬ言うのだ、この場は曹操が責任を持つ」